SVツンデツンデをなんとか活躍させたい!

2021年9月8日育成論

(やたら前置きが長いので、内容だけ見たい方は初めの見出しまで飛ばしてもらって結構です)

皆さんは、ツンデツンデというポケモンをご存知だろうか?

素早さ種族値13、防御種族値211というデオキシスもびっくりの尖り具合を持ち、タイプも岩・鋼という4倍弱点が2つ、耐性も9個あるというあらゆる面でピーキーなポケモン。

そして、トリッキーさのかけらもないこの見た目でなぜかトリックルームが使えてしまうという不思議な特徴を持ち、さらに低い素早さを活かせるジャイロボールも使えるため使用率も一線級で、シーズン21では14位を記録している。

しかし、このツンデツンデというポケモン、非常に大きな弱点を抱えているのである。

それは、「S0個体が必須」であるという点。

理由を説明すると

・S種族値13までいくと、個体値を下げなかったところで普通に戦っていて素早さが勝つことはほぼない。

・自分でトリルが使えるため、素早さが低いことはもはやメリットになる

・そして何よりジャイロボールの威力に関わってくる

(なんとツンデツンデの最遅時の素早さは16。これは無振り60族にすら威力126を出せてしまう脅威の素早さである)

これらのことから対戦で使われるツンデツンデは100%と言っていいほど最遅しかおらず、こちらも最遅を取らないと素早さレースに負けてしまうため対戦勢にとって非常にタチの悪いポケモンなのだ。

さらに追い討ちをかけるように、このツンデツンデというポケモン、最遅厳選が引くほどめんどくさい。

ウルトラムーンでやる場合、野生での捕獲しかないためひたすらエンカウントしては最遅を判定しリセットを繰り返すなんの面白みもない作業をする必要がある。ちなみに3V確定なので普通のポケモンより倍面倒。

剣盾でやる場合は3V確定の上、ダイマックスアドベンチャーを回すというさらに面倒な作業が待っている。

こうしてやっと手に入るポケモンなのだが、対戦勢の中にはこんな人もいるだろう。

「もうツンデツンデ捕まえちゃったんですが…」

そう、ツンデツンデはウルトラムーンでは2匹、剣盾では1匹、そしてウルトラサンでは手に入りもしない。一度捕まえてセーブしまうとゲームセットである。

しかし!S個体値31のツンデツンデには本当に価値がないのだろうか。

S0をもっている廃人にひれ伏し貸してもらうか泣き寝入りをするしかないのだろうか?

そんな社会的弱者たちの嘆きに対してなんとか救いの手を差し伸べようではないか。

前置き長くない?

(以下敬体←珍しい気がする)

こんにちは!どっふぃーです。

長々とした前置きがありましたが、要するにSVツンデツンデが活躍できる道を探そうという記事となっております。

そもそもS13では素早さ勝負をする土俵にすら立てていないので、ほぼ素早さを上げるメリットがないのに加え、トリル下で最遅コータスやナットレイに抜かれ、ジャイロボールの威力も下がると、全くと言っていいほどいいことがありません。

それでも個体がいないのだから仕方ないということで、なんとかいいところ考えていこうと思います。

(想像してたよりでかいな)

1.ミラーに強い

まあ真っ先に思いつくメリットとしてはやっぱりこれでしょう。

ツンデツンデは地震やボディプレスを覚えるため、先に動ける方がミラーでは有利です。無振りボディプレでは落ちないのが辛いですが。

さらに最遅個体はトリルジャイロ岩雪崩まもる辺りで技が完結していることが多く、打点が少ないのでツンデツンデミラーには強く出られるでしょう。

ついでに最遅ナットレイやコータスの上から、ボディプレ岩雪崩を打てるようにならため、トリルを貼られなければ(重要)有利不利が逆転します。

2.追い風を使うパーティでの採用

そもそもツンデツンデがなんで最遅ばっかりなのかというと、基本トリル前提だからなので、追い風など素早さを上げるパーティとは相性が悪いです。

しかし、S13といえども追い風というのはすごく、素早さに努力値を60振れば追い風下で無振り60族を抜くことができます。

素早さ60族といえば使用率1位のガオガエンを筆頭にポリ2、オーロンゲなど個体数も多く、これらの相手に先制できるのは大きいでしょう。

3.そもそもジャイロもトリルも使わないなら最遅を取る意味がない

冷静になると素早さって基本は高い方がよくて、わざわざ下げる意味なんてほぼないわけですよ。

トリルもジャイロも使わない育成法なら素早さVのほうがいいですよね。

一応相手のトリルにタダ乗りできたりしますが、どっちにしろ同速なのでそこまで大きなメリットではないでしょう。

育成論

以上のことを踏まえて僕が考えた育成論がこちら

鉄壁ボディプレツンデツンデ

性格:意地っ張り

持ち物:たべのこし

技構成:鉄壁・ボディプレス・いわなだれ・まもるorヘビーボンバー

努力値:H180A252S76

追い風下で、S84ガオガエンまで抜けるように降って、残りは火力に回した型。鉄壁ボディプレでナットレイやゴリランダー、ガオガエン、ポリ2などに強く出られます。

メジャーな伝説に弱いため現環境使いやすいかはなんともいえませんが、伝説のいない環境なら十分戦えると思います。

防御に振ることも考えましたが、そこまで確定数が変わる相手が見つからなかったのと、元々のBが高くさらにビーストブーストででBが上がっていくため振る必要はないと考えました。

もう一つスキルスワップをレジギガスにする型もかんがえたのですが、スロースタート発動時の最速レジギガスの素早さが83に対し最速ツンデツンデが71だったためレジギガスの素早さを落とさざるを得なくなり実用性に欠けると判断したので諦めることになりました。

まとめ

いろいろ考えましたが、どう考えても最遅の方が使いやすいです。

ヘビーボンバーがあるので割と色んな相手に威力120は出すことができるため、妥協してトリル下でSVを使うのもありかもしれませんが、やはり最遅バレルやナットコータスに抜かれるのが痛すぎて、苦しいと思います。

これからSVツンデツンデの活躍できる時代が来る、または最遅にするアイテムが出ることに期待しましょう。

それでは!

育成論

Posted by doffy