【SVダブル】鉄壁要塞!ディンルーの使い方と対策方法【レギュレーションC】
こんにちは、どっふぃーです。
ランクマッチはレギュレーションCに突入し、とうとう四災、パラドックス全開禁のお祭り騒ぎとなってまいりました。
シリーズ1のかわいらしいポケモンはどこへやら、神が羽ばたき月は轟き、勾玉と器が飛び回るカオスな環境になっていますね。
そんなところで、今回紹介していくポケモンは、ディンル―!
パルデア四災の一角で、専用特性わざわいのうつわにより自分以外の特攻を3/4にするという、とんでもない能力を持ってるポケモンです。
特性と元の耐久の高さでどんな攻撃も受け付けないその姿はまるで要塞。現在の使用率は4位と災厄の名に恥じない強さを誇っていますね。
しかし味方の特攻を下げてしまうデメリットもあり、素早さ種族値は45と低く攻撃種族値も110とそこまで高くはないため、雑に使うと意外と仕事ができないポケモンでもあります。
ということで、本日はそんなディンル―の使い方、そして対策方法を皆さんにお伝えしていこうと思います!
もくじ
ディンル―の特徴
まずはディンル―の基本的なスペック・技などを見ていきます。
そんなのもう知ってるよ!って人は飛ばしてもらっても結構ですよ。
特性:わざわいのうつわ
タイプ:あく・じめん
種族値:155-110-125-55-80-45
主な技:カタストロフィ、じしん、じだんだ、ヘビーボンバー、いわなだれ、じわれ、しっぺがえし、まもる…
主なテラスタイプ:毒、地面、水、炎、草…
主な持ち物:突撃チョッキ…
ディンル―の基本データはこんな感じです。
何といっても目を引くのがその耐久!
H155-B125-D80はヘイラッシャ(150-115-65)より全ての数値が高いというとんでもない固さであり、等倍の技はもちろん抜群の技を食らっても簡単には倒れません。
そして高い耐久をさらに上乗せする特性の「わざわいのうつわ」。
ここで効果を確認しておくと、災いの器の効果は「自分以外のポケモンの特攻を3/4にする」というもので、防御に比べて少し低めだった特防を実質1.33倍するというとんでもない特性です。
ダブルバトルであれば隣の味方も弱くなってしまうため特殊アタッカーと並べづらいという弱点があるものの、相手の特攻を下げるため味方にも恩恵があり、特にハバタクカミやイーユイの強い現環境だと置いておくだけでも仕事をしてくれます。
参考までにいくつかダメージ計算を。
(ディンル―は意地っ張りAD252振りとします。)
控え目ハバタクカミ・マジカルシャイン(ダブル)
34.7%~41.7%(確定3発)
こだいかっせい控え目ハバタクカミ・ムーンフォース
71.3%~84.3%(確定2発)
命の珠控え目イーユイ・ねっぷう(ダブル)
35.6%~42.6%(確定3発)
鉢巻意地っ張りカイリュー・しんそく
27.8%~33.0%(確定4発)
意味がわかりませんね…
ムーンフォースって抜群技ですよ?それをこだいかっせいまでして打ってるのに平然と耐えてくるとは。
実際はここからチョッキを持っていることも多くさらに固いので特殊技では正直突破はできません。
まあ物理でも無理なんですが対策に関しては後程。
一方攻撃面はそこまで強くはなく、一応全体技の地震が打てるものの単体アタッカーとしてみるとA110-S45というのは少々物足りないところ。
ただ699.7㎏の体重からヘビーボンバーが打てるのは強く、相変わらず使用率1位を走るハバタクカミに悪タイプながら有利が取れるのはGood point。
専用技の「カタストロフィ」も相手のHPを半分にするという高い耐久とかみ合った性能をしており、「圧倒的な制圧力はないものの確実に1対1交換以上の仕事をしてくれるポケモン」と考えておけばいいでしょう。
さて、これを踏まえて育成論をいくつか紹介していきます。
ディンル―の育成論
ディンル―はサポートが得意なポケモンではなく、かといって積み技を積むようなポケモンでもないので、育て方のバリエーションはそんなに多くありません。
基本的にはチョッキが多くたまにクリアチャームとか鉢巻とかがいるぐらいですね。
1.突撃チョッキ型
性格:意地っ張り
努力値:A252、D204、S52
持ち物:突撃チョッキ
確定技:カタストロフィ、じだんだ、ヘビーボンバー
選択技:じしん、じわれ、いわなだれ、しっぺがえし
テラスタイプ:毒、水、草…
もっともオーソドックスな型で、圧倒的な耐久性能を盾に、多くの敵と打ち合っていく戦い方をします。
努力値はAD振りが基本ですが、ドドゲザンを抜けるかどうかが大きいので、S44振り(無振りドドゲザン+1)またはS52振り(S4振りドドゲザン+1)までは素早さに割くのがおすすめ。
それに伴って耐久か火力を削ることになりますがこれはどちらを削っても問題ありません。攻撃を下げたからと言って確定数が変わる相手もいないし、耐久も少々高かったからと言って何かが変わるということはないので、好きな方を削りましょう。上の調整は特防を落としたものです。
技構成はカタストロフィ、じだんだ、ヘビーボンバーまではほぼ確定、残りの一枠は突破力を上げたいなら地震、耐久ポケモンが重いならじわれ、飛行への打点・全体技が欲しいならいわなだれ、タイプ一致でそこそこの火力が出るしっぺ返しとお好みで。
そしてテラスタイプですが、使いやすいのはフェアリー、格闘、草を半減できる毒タイプです。ただし毒だと水技、氷技で押し切られることも多いので、イルカマンやパオジアンを重く見るなら水タイプにしましょう。
草タイプは水技を半減しつつキノコのほうし、怒りの粉を防げるのが強く、そんなにディンル―にテラスタルを切らないよ、って人なら切り札として草にしておくのもいいかも。
2.クリアチャーム型
性格:意地っ張り
持ち物:クリアチャーム(拘り鉢巻)
努力値:H4AD252・A252D204S52
確定技:地震、いわなだれ、じだんだ
選択技:まもる、ヘビーボンバー
テラスタイプ:地面
チョッキよりもアタッカー性能を高めた型です。
地震をメインウェポンにし、耐久の高さを活かし何度も相手を削っていく感じですね。
素の火力はさほど高くないため、鉢巻を持って火力を上げる、またはクリアチャームを持って威嚇を無効化しつつ戦うことになります。
テラスタイプは先ほどと違いディンル―の火力を押し付けていきたいので地面タイプを採用。テラスタルを切った地震を複数回打てれば相手は壊滅間違いなし!
努力値は先ほどと変わらないものでいいですが、トリックルームを使うパーティに入れる場合は素早さを上げる必要がないのでADに振り切ってしまって大丈夫です。
チョッキと違いハバタクカミやイーユイの攻撃を受け続けるほどの耐久はないので、守るを採用して場もちを上げるか味方のトリル、追い風でサポートすることを意識して戦いましょう。
相性のいいポケモン
ここからはディンル―とぜひとも組ませたいポケモンをご紹介!
1.モロバレル
フェアリータイプの一貫を切りつつ、キノコのほうしであらゆるポケモンを眠らせる毒キノコ。
ディンル―の特性でモロバレルも実質特防が上がっているため、モロバレル対策でありがちな「胞子を打たれる前に高火力で殴る」戦法が通用せず厄介極まりないコンビとなります。
そして地味に強いのが、かふんだんごによるディンル―の回復。ただでさえ固いディンル―が毎ターン半分ずつ回復していくとなってはもう手の付けようがありません。
弱点を上げるとすると、両方素早さが低いためどうしても相手の技自体は受けることになるため、プレイングが難しくなりがちなところでしょうか。
とはいってもとりあえず胞子打ってるだけで強いのでぜひ入れておきたい一匹です。
型の例:オボンのみ、図太いH252B156D100、水テラス
技構成:キノコのほうし・かふんだんご・まもる・いかりのこな
2.ウインディ
フェアリーの一貫切りに加え、おにびと威嚇により物理面のサポートを行います。
ディンル―はウェポンが地面と鋼なので草タイプに打点不足になりがちという弱点があるのですが、それもウインディのフレアドライブでカバーできます。
また、型によりますが飛行タイプにテラスタルして遠吠え+地震というコンボも結構強い印象。
しんそくで襷や削りのこしを刈り取れるのも強く、入れておいて損はないでしょう。
型の例:防塵ゴーグル、意地っ張りH108A252B4D4S140、飛行テラス(ノーマル)
技構成:フレアドライブ・おにび・しんそく・まもる(とおぼえ)
(火力を高めた型を置いておきます。A28振りにとどめて耐久に振る型もアリ。)
3.イルカマン
上の2匹が受けの相性補完なのに対し、こちらは攻めの相性がいいポケモン。
初手でイルカマンをモロバレルやウインディにバックし、ディンル―たちが削った相手を後からジェットパンチで薙ぎ払う!つよい!
初手でバックする時に裏のポケモンに負荷がかかりがちなイルカマンですが、ディンル―の特性で負担を軽減しているのがポイント高いですね。
相性補完としては草や水に両方弱いのでカタストロフィで無理やり削るとか周りのポケモンでケアしましょう。
型の例:しんぴのしずく、意地っ張りH204A252B4D4S44、水テラス
技構成:ジェットパンチ、ウェーブタックル、まもる、くろいきり
4.ハバタクカミ
もはや合わない構築はないのではないかと思う圧倒的厨ポケは当然のごとくディンル―との相性も抜群!
といっても横に並べてしまうと火力が落ちるので、基本はディンル―で削った相手を一掃するor初手で暴れたのちディンル―で残りを狩るといった動きになります。
語ることはあんまりないですが使用感めちゃくちゃよかったので入れましょう。
型の例:ブーストエナジー、控え目H100C252B52D4S100、フェアリーテラス
技構成:マジカルシャイン・ムーンフォース・シャドーボール・まもる
(耐久振りが僕は好みです。CS振りも十分採用圏内なのでお好きな方を。)
5.カイリュー
地震があたらない第二のアタッカー。
鉢巻しんそくや飛行テラバーストが強力で、攻めの補完はとてもいいです。
フェアリーが一貫するのが少し気になりますが、テラスタルをディンル―かカイリューに切ると思うのでそこまで意識はしなくても大丈夫。
単純に地震+テラバーストだけでもかなりの圧力なので、細かいプレイングに自信のない人にもおすすめです。
型の例:拘り鉢巻、意地っ張りH252A252B4D4S140、飛行テラス
技構成:テラバースト・げきりん・しんそく・けたぐり
対策方法
ここからはディンル―の対策をいくつか紹介していきます。
1.パオジアン+カイリュー
メジャーな組み合わせで、汎用性も落とすことなくディンル―に強く出られるのがこのパオカイリュー。
パオジアンが災いの剣で防御をさげつつ弱点を突くことができ、交代しようにも隣のカイリューの飛行テラバーストが激痛です。
実はパオジアンだけだとアイススピナーを耐えられヘビーボンバーで倒されるのですが、襷を持たせれば1発は動けますし、カイリューには有効な打点が全くないためパオジアンが守るをしつつテラバーストやけたぐりを連打するだけでもかなり有利に試合を運べます。
取り巻きにも割と強いのですが、ウインディだけは両方に威嚇が刺さり苦しいので、イルカマンやドドゲザンを構築に入れて牽制しておくのがよいでしょう。
2.イルカマン
入る構築は選びますが、サイクル志向の構築ならぜひ試してほしいのがこのイルカマン。
なんと神秘の雫を持たせれば、ヒーローフォルムのウェーブタックルでディンル―が確定1発!
さらにディンル―はチョッキ持ちが多いため守るができず、特に有効な受けを用意できないので、イルカマンが出てきてさえしまえばほぼゲームセットです。
そんなことはディンル―側もわかっているので、テラスタルを切ってきたりモロバレルの怒りの粉でごまかしたりするのですが、そうはいってもディンル―からイルカマンに有効打はなく厳しいことには変わりないため、イーユイやパオジアンと組んでどんどん攻めていけば有利に戦えるでしょう。
3.一撃必殺技、カタストロフィ
なんだ運ゲー頼りかと思ったそこのあなた。
侮るなかれ、一撃必殺技は2回打てば5割、3回打てば6割5分あたるのです。
じわれヘイラッシャやじわれディンル―をこちらも使えば、試行回数3回ぐらい簡単に稼げます。そして当たってしまえば莫大なアドバンテージをとれますし、相手もそんなもの対策のしようがありません。
これ一本に頼るのは怪しいですが、構築に1つ仕込んでおくと結構役に立つかも。
僕の感想ですが打たれる側はかなり面倒だったのでおすすめです。
もし一撃技なんかに頼りたくないなら、こちらもディンル―かチオンジェンを使うことにはなりますがカタストロフィも有効。HPを半分にすれば一気に対処しやすくなります。
4.キラフロル、チオンジェン
こちら構築単位での対策ということにはなるんですが、毒やどりぎを主軸にするパーティなので高耐久のポケモンがさほど苦しくありません。
むしろやどりぎのたねで吸えるHPがおおくてうれしいな♬って感じ。
後ろに寿司コンビなんかを控えさせて、とにかく定数ダメで削っていかれるとディンル―側はかなり苦しいと思います。
ただこの構築は自由度がそこまでないため、今すでにある構築に補完で採用するといったことは難しいのが難点ですかね。ねちっこいパーティが好きならぜひお試しください。
5.ハバタクカミ
いくらダメージが弱められると言ってもフェアリーテラスブーストムーンフォース(なんか必殺技の名前みたい)までいくと7割ぐらい入りますし(むしろなぜ7割で済む)、前のポケモンで削ったあとにハバタクカミで詰める流れをとられると普通にしんどいです。
こいつ1体に対策を任せるのは無理がありますが、常にハバタクカミの圏内に入れることを意識して立ち回ればだいぶ倒しやすくなると思います。
どんな構築にも入るポケモンですしとりあえず入れて損はないかと。
おわりに
いかがでしたか?
書いてて思いましたがこいつちょっと強すぎですね。
使ってる側は固くて強くて楽しかったですが、使われる側になると何打っても倒れないこと山のごとし。
颯爽と帰っていただきたいところです。
まあそんなディンル―ともこれから長い付き合いになるでしょうから、しっかりと対策して葬り去って差し上げましょう。
それではまた次の記事で、See YOU!
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