【ポケモン剣盾】技威力60以下シングル~考察編~
こんにちは、どっふぃーです。
先日友達と特殊ルールでの対戦をしてきましたので、紹介と布教をかねて記事にさせてもらいます。
大怪獣だらけの剣盾シングルにつかれてきた人、伝説解禁でポケモンをやらなくなった人、ぜひ遊んでみてください!
(それにしても幻まで解禁とはね…)
さて、今回のルールは「技威力が60以下の攻撃技しか使えない」というもの。
主なレギュレーションはこんな感じ
・レベル50固定シングル、伝説幻はなし。
・技説明に表示されている威力が60以下の技しか使えない
(例:つららばりは表示が威力25なので〇、噴火は150なので×、しっぺ返しは50なので〇、起死回生など威力ーとなっているものは×とします。)
・変化技はすべて使用可(自然の力や指を振るもOK)
・ダイマックスは禁止(どっちにしろウォールしかできないのでね)
・投げつけるなど持ち物で変動するものも×
その他細かいルールは適当にやってください。コメントで聞いてもらえれば答えます。
あえて環境をデフレさせてみたこのルールですが、果たしてどんなポケモンが強くなるのでしょうか?
早速考察に入っていきましょう!
基礎戦術
実はこの大会、技威力60以下といってはいますが、実際に技威力60をメインウェポンにする人間はいないんですよね。
ということで使われそうな攻撃手段を挙げてみます。
連続技
まず誰でも思いつくのが連続技。
つららばりや種マシンガンなんかは威力25を語っていますが、2~5回あたるので実際の威力は最低でも50。
5回あたろうものなら威力は125まで伸び、60から考えると2倍以上という、クレーム待ったなしの技となっております。
火力のデフレで増えそうな身代わりにも強く、環境に食い込むことは間違いないでしょう。
ただスキルリンクがないと火力は安定せず扱えるポケモンには限りがあるかも
主な使用ポケモン
(水) (トリプルアクセル) (ドラゴンアロー)…
条件下で威力のあがる技
しっぺ返し(威力50)やゆきなだれ(60)といった後攻だと威力が上がる技、アシストパワー(20)やつけあがる(20)といった能力変化で威力が上がる技も有力な候補になります。
連続技と比べると、使い勝手が少々悪いですが、使えるポケモンは多いためそこまで火力を求めない受けポケモンには採用されることも多そう。
アタッカーではアクロバット(55)がなかなか使いやすいかと思います。
また起点を作ってゴチルゼルやアーマーガアで積み技を積みまくり、アシパつけあがるでyeah!みたいな構築も無対策だと一方的にやられてしまうので要警戒ですね。
主な使用ポケモン
(しっぺ返し) …
テクニシャンなどの特性
このルール最強格の特性「テクニシャン」を筆頭として、技威力が低くても特性で高火力を出してくるアタッカーもそこそこ存在しています。
トランジスタのレジエレキや、根性のローブシンなんかもこれにあたるでしょうか。
主な使用ポケモン
(テクニシャン)(根性)…
定数ダメージ
このルール影の支配者とのうわさもある、攻撃せずに定数で削っちゃうよ軍団。
やどりぎどくどくすなあらし、ステロうずしおまとわりつくなどなど聞くだけで嫌になってきそうな技の数々で相手を嵌め殺します。
しかしこいつらにも明確な弱点があり、環境トップメタのゴチルゼルに非常に弱いのと、採用率の上がるであろう身代わり持ちの対処が難しいところが課題となっています。
とはいえ受けポケモンを崩せる火力の技が少ないため、環境に食い込むことは間違いないでしょう。
主な使用ポケモン
その他受けポケモン…
環境にいそうな攻撃パターンとしては、主にこの4つかなと思います。
それを踏まえて強そうな構築をみていきましょう!
強そうな構築
ハッサムビート
ステロ要因…
構築をハッサムや水ウーラオスなど安定して高火力を出せるポケモンで固め、相手の積みを許さずに殴り勝つことを目指す構築です。
エースで全抜きを目指す構築には強く出られる一方、受けポケモンを出されたときに突破力が足りなくなりそうなので、ゴチルゼルや挑発もちをいれて牽制していく感じになるでしょうか。
嵌め殺されることが少ないのは積み技の多いこのルールにおいて有利になりうるかと思います。
受けループ
…
低火力の技を受けきり、定数ダメージでの勝利を目指す構築。
ビート系のポケモンには圧倒的な強さを誇り、少々の火力上昇はものともしません。
一見技威力制限は問題なく見えるこの構築ですが、ナットレイがジャイロボールを使えなかったり、バルジーナがイカサマを使えなかったりするため腹太鼓やからをやぶるといった強引な積みへの対抗力が落ちているのが若干不安なところ。
対積みに対してはヌオーという切り札があるのですが、身代わり挑発とゴチルゼルに無力になりがちなので、どう対応していくかがポイントとなりそう。
きれいな抜け殻を誰が持っているのかのデスゲームも注目ですね。
積みリレー
などステロ・壁要因+ (腹太鼓) など積みエース
とにかく火力をあげて、強い技で、ぶん殴る、がコンセプトのパーティ。
個人的には一番好きなタイプの構築ですが、この構築、天敵がいるんですよね…
<呼んだ?呼んだよね!
素の技威力が低いポケモンを強化する関係上、ヌオーを出されたが最後、殻を破ろうが腹をたたこうが剣を振り回そうが全部おしまいなんです。
そもそもビートには有利とはいいがたいのに、有利なはずの受けにも天敵がいるという苦しい戦いですが、やはり低火力が基本のこのルールで想定外の高火力が出せれば強いことには間違いないので、ヌオー対策をどうまわすか、積みをどう通すかを詰め切れるかが勝負のカギとなりそうです。
基本は構築のタイプは上のどれかになると思いますが、その他にコンセプト関係なくピンポイントで入ってくることの多い要対策ポケモン達も紹介しておきます。
ピン刺しで入る方々
・ゴチルゼル
1体で完結する癖にかなりの広範囲を嵌められる本ルール最強ポケモン。
状態異常はねむる、変化技はちょうはつ、ビートにはコスモパワーで対抗し、メインウェポンのアシストパワーもしっかりかみ合っているため相手はこいつ一匹いるだけでかなり選出をゆがませられることでしょう。
スカーフトリックで突然の死を宣告してくる型もなかなか凶悪。
しかし性質上嵌めに入れなかった場合はただの置物であり、悪タイプにも打点がないため、相手の対策次第では簡単に腐ってしまう点は注意です。
・水ウーラオス
襷やスカーフを持たせ、確定急所の水流連打で身代わり・積みに対する強引な切り返しが可能なポケモンです。
もちろん対面性能も高いため、どの構築にでも入れやすいのですが、サブウェポンがリベンジ・岩石封じぐらいしかなく積み技もビルドアップのみなので、水が通らない相手への突破力は低いのが難点ですね。
・バンギラス
ロックブラスト、しっぺ返しの両メインウェポンに加え、ステルスロックを扱えるとても器用なポケモン。
耐久に振り電磁波やねむるを入れるもよし、鉢巻を持たせ高火力を押し付けるもよし、ステロちょうはつで起点を作っていくもよしとどの構築にでも入れられます。
また火力の低い環境なのですなあらしのダメージも馬鹿にならず、ダメージソースとして重宝するでしょう。
ゴチルゼルへの明確な回答札ともなり、スペック的には申し分ないのですが、役割対象の特殊ポケモンが少なく、物理には軒並み弱点を突かれがちなので弱点を補えるポケモンを用意しておくといいでしょう。
構築作成
さて、以上のことを踏まえて構築を作っていくわけですが、僕は積みが好きなので起点からの積みで全抜きを目指すオーソドックスな型を作ることに決定!
肝心のエースですが、とにかく止まるポケモンが少ないことが重要なので、ほとんどのポケモンをワンパンできるポケモンを採用したいところですね。
ということで僕が見つけてきたポケモンが腹太鼓リザードン!<スベテ ハカイスル‼‼
いきなり言われても強みが分からない人も多いと思うので解説すると、まずこのルールで「ウーラオスより早くウーラオスをワンパンできる」のはとてもえらい。
そしてAが4倍になるので火力は申し分なく、使いやすい高火力技の「アクロバット」を覚えるため技威力も問題なし。(持ち物は腹太鼓時のオボンのみで能動的に消費できるので実質常時威力110!)
さらにスカーフ持ちのポケモンをケアできる「スケイルショット」も使え、一見止まりそうなバンギラスも「地ならし」で問題なし。弱い要素が見つかりません。(ヌオーに弱い以外は…)
エースが決まったので起点をどう作るかという話ですが、ボックスを眺めていると悲しそうな目でこちらを見つめてきたのでプテラを採用することに。何故か育成済みがいたんですよ。
意外かもしれませんがこのルールでは割とプテラは強く、スカーフゴチルゼルの上から挑発を打てるステロ使いで、ダブルウィングを持っているのでウーラオスにもそれなりのダメージを入れられます。
岩石封じも持っておりエースを通すには扱いやすそうだったので悪くない選択じゃないでしょうか。
相手の火力ラインが高く、サポートなしでは腹太鼓が積めなさそうな場合も考え、両壁と電磁波を採用できるレジエレキも採用しておきました。メインウェポンは電撃波だぞ!
そうして出来上がった
+
の並びを軸として、大会に臨むことに。
ヌオーはどうするのか、チラチーノのロクブラ無理じゃね?、スカーフウーラオスはどうする、などなど問題は多そうですが、そのあたりは残りの3体でどうにかしてもらいましょう。
ということで次回、どっふぃー選手は果たしてどんな構築で乗り込んだのか、結果はどうだったのか?、プテラの出番はあるのか?
対戦編、乞うご期待!
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