【剣盾ダブル】ガオガエンはなぜ強い?〜威嚇と猫騙しの重要性〜【育成論】
こんにちは、どっふぃ〜です。
今日はアローラ御三家でありスマブラにも登場するなど人気を誇るガオガエンについてご紹介!
このガオガエンというポケモン、ダブルでの強さに定評があり、剣盾においても登場以来常にトップメタの座に座っています。
現在も伝説が2体いる環境で、御三家といえど決してステータスが高いとはいえないにも関わらず、使用率はなんと驚異の2位!
エースバーンのように訳の分からない特性を持っていたり、ウーラオスのように訳の分からない技を持っていたりするわけではないのになぜここまで強いのでしょうか?
というわけでガオガエンの強さと、一般的な育成論を説明していこうと思います。
もくじ
特性の威嚇が便利!
まずダブルのガオガエンを語る上で話せないのが、隠れ特性のいかく。
その効果は、場に出た時に相手全体の攻撃を1段階下げるというものです。
ここで注目してほしいのがそのお手軽さ、そしてダブルにおいて相手2体ともにデバフをかけられる点。
発動条件が「場に出るだけ」というあまりに簡単なものでありながら、相手のザシアンやグラードン、ゴリランダーなどアタッカーの火力を2/3にすることができるんです。
これがまだ片側だけならともかく、ガオガエンを右に出しても左に出しても相手2体の攻撃が下がるため、相手としては防ぎようがありません。
さらに、交代で出した時も出てすぐに発動するので、守るや上から攻撃して倒すという芸当も全く効かず、逆に攻撃が下がったアタッカーが場に残ってしまい起点になることすら…
このように特性のいかくというのは物理攻撃を主体にするポケモンにとって天敵のような存在なのです。
ねこだましなどの優秀な技たち
いかくがいくら強いといえど、効果があるのは物理技を使うポケモンにのみ、その上いかくだけならランドロスやウインディといった優秀なポケモンが沢山います。
そのなかでなぜガオガエンが飛び抜けて使われるのか、その答えはガオガエンのもつ優秀な技たちにあります。
ねこだまし
言わずと知れたダブル最強技。
優先度+3という驚異のスピードから、相手の行動を確定で止められるという馬鹿みたいな性能をしております。
その強さから、場に出たターンしか打てないという制限がついており、打つためには1ターン目に出す、あるいは交代で出す必要があるという大きなデメリットも。
ところが、ガオガエンは場に出るだけで火力が下げられるため交代がデメリットどころかむしろメリットにすらなり、さらに後述する交代技と絡めて交代しているだけでどんどん仕事をするためねこだましと非常に相性がいいんですね。
このいかくとねこだましの両立がガオガエンをトップメタに押し上げている最大の要因といえます。
すてゼリフ
壊れ技その2。
相手の攻撃と特攻を1段階下げながら交代するという技になっています。
いかくやねこだましは、交代で出てきた時に真価を発揮する技ですが、ただ交代するだけでは交代で出したポケモンが1ターンの隙を与えてしまいます。
そこですてゼリフを打つことによって、交代先のポケモンが攻撃を受けるのを防ぐと同時に、相手にデバフをかけることで盤面を整えることができるというわけですね。
特にダイマックスエースにすてゼリフを当てることができれば、こちらはいかくを温存しつつエースを弱体化することができ、かなり辛い展開を強いることができます。
これを使いこなせるかでガオガエンの強さが決まるといえるでしょう。
フレアドライブ
ガオガエンはA種族値が115もあるので、無振りでもそこそこの火力となります。
さらに環境トップのザシアンへの明確な打点となるので、威嚇も合わせてガオガエンを放置させず、ダイマエースへの攻撃を減らすという効果もあったり。
バークアウト
相手全体の特攻を下げる効果がある技。
いかくでカバーできない特殊ポケモンに対して、デバフをかけ続けることができるのが強い点です。
ガオガエンの特攻自体はそこまで高くないのでダメージは望めませんが、ディアルガやバドレックスなどの伝説に当てることができれば相手は動きづらいですね。
とんぼがえり
捨て台詞と同じ交代技ですが、こちらは虫タイプ威力70の攻撃技になっています。
襷を潰せたり、味方に打って弱保を発動させつつ交代したりというメリットもあるんですが、ダイマックスに強い捨て台詞の方が採用率は高いですね。
最近では場合によって使い分ける両採用型も増えてきているみたい。
その他
DDラリアット…能力変化を無視できる威力85の悪技。ソルガレオやバドレックスに打つことが多いです。
鬼火…物理を機能停止にします。いかくがあるのでそこまで採用率は高くないかも。
ちょうはつ…トリックルームやいかりのこななどのサポートを止める技。伝説環境では打ってる暇があまりないですが、伝説がいない環境では割と使われている印象。
実はタイプも優秀?
ガオガエンの強さは、ほぼ威嚇と優秀な技たちに尽きるのですが、実はもう一つ強い点があります。
それがほのお・あくというタイプ。
これの何が強いかというと、弱点がじめん、かくとう、みず、いわで、このうちじめん、かくとう、いわはタイプ一致の特殊ポケモンがほぼいません。
つまり弱点をつこうと思うと、威嚇で弱らされてしまう物理を投げないといけないことになり、とても処理がしづらいです。
対戦をしていると弱点はつけるけどガオガエンを意外と倒せない、ということが多く感じられるでしょう。
育成論
ガオガエンの強さ解説はこれぐらいにして、ここからは主な育成論をあげていきたいと思います。
ガオガエンはかなり人によって細かい調整を入れるポケモンなので、あくまで一例として自分好みにアレンジしてください。
1.慎重HD
努力値:H252B36D220
持ち物:シュカのみorフィラのみ
技:フレドラ、すてゼリフ、ねこだまし、バークアウト
控えめカメックスのキョダイホウゲキ(元技ハイドロカノン)を耐える調整。
特性の威嚇で物理耐久はある程度補えるので、レジエレキやイベルタルなどの特殊相手を厚く見た型となっています。
バークアウトと捨て台詞で、特殊ダイマエースには滅法強く、威嚇で能力が下がった物理ポケモンで相手しないといけないのが強いですね。
持ち物はダイアースを耐えるためのシュカか、特殊でのゴリ押しを防ぐフィラがいいかと思います。
2.慎重HBD
努力値:H252B164D92
持ち物:シュカのみ、オボンのみ
技:フレドラ、すてゼリフ、ねこだまし、DDラリアットorバークアウト
ザシアンのインファイトを耐えるところまでBに振り、残りを特殊耐久にまわした型。
環境で見るのも慎重でBに振ったこんな感じの型が多い気がしますね。
あらゆる攻撃を耐えて、捨て台詞といかくでデバフをかけていくことができるのが強み。
ただ先ほどの型よりは特殊に確定2発を取られることが多いので、持ち物はオボンのみがおすすめ。
3.腕白HB
努力値:H252A4B156D84S12
持ち物:オボンのみ
技:フレドラ、すてゼリフ、ねこだまし、DDラリアット
威嚇とオボン込みで、グラードンの断崖の剣を2耐えするような調整です。
かなり防御には厚く、陽気ザシアンの聖剣も2耐えできます。
特防には薄いですが、これでも黒馬バドレックスなんかは余裕で倒せるのでダイマされなければそこまで困らない印象。
Bに厚くふるなら、DよりSに努力値を割いた方がいい気がしますね。
持ち物はこの調整ならオボンで確定ですが、もう少しDに振ったシュカや防塵ゴーグルもあるかも。
4.意地っ張りHA
努力値:H252A228S28
持ち物:弱点保険、突撃チョッキ
技:フレドラ、すてゼリフ、ねこだまし、DDラリアット
たまにいる火力にかなり振った型。
持ち物は弱点保険が多いでしょう。チョッキならもう少し耐久に振ったほうが安定しそう。
フレドラでザシアンやモロバレルをワンパンできるのが高評価点ですね。
耐久が低い分扱いは難しいですが、想定外の火力を押し付けられるためダイマ枠が空いているなら候補に入るでしょう。
最後に
いかがでしたか?
ダブルでは必須クラスに強いガオガエン、皆さんも是非使ってみてください。
それでは!
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