高校生で簿記2級を取ってみたので、所要時間や参考書、3級は要るのかなど解説!
こんにちは、どっふぃーです。
この度私、簿記2級を取ってきました!
簿記なんか全く関係ないポケモンブログなのにね…
ということでこの記事では、合格までにかけた時間や勉強法なんかを話していきたいなと思います。
細かい対策は会計士や税理士が解説してるものの方が絶対いいので、あくまで初心者目線の感覚をお伝えできればなと。
それでは見ていきましょう!
かかった時間は?
やっぱりかかる時間は、今から勉強を始めようと思う人が気になるポイントだと思います。
今回の僕の場合ですが、
やっていた期間でいうと、約3ヶ月
時間にすると、7,80時間ぐらい
の勉強時間で合格できました!
これは完全に独学で、塾や講座には一切行ってない時間となっています。
これを長いとみるか短いとみるかはそれぞれですが、僕としては思っているより短くてすんだというのが正直な感想ですね。
よくネットで記事なんかをみると、200時間前後が相場みたいに書かれていることが多いですが、普通にやればそんなにいらないと思います。
ただ僕が今高1で、割と計算を普段からしていたり、他の仕事を気にする必要がなかったのも短くなった要因かと思うので、仕事をしながらとかなら余裕を持って100〜120時間、学生なら100時間弱ぐらいのプランを立てれば間違いないんじゃないでしょうか。
参考書、問題集は?
正直言って、何でもいいです。
第〇版のようにちゃんと改定されているものならば、どこのものを使っても大丈夫!
基本答えは1つ、パターンを覚える試験なので参考書の良し悪しはそこまで大きく出ません。
ですがいろいろあって悩むという人もいるかと思うので、参考までに僕が使ってたものを紹介しておきます。
参考書
(画像はリンクになってます)
参考書はTAC出版のものを共に使用。
図やひとことコメントが多く入っており、初めて簿記をやる僕にもわかりやすい内容となっていました。
また売りとしているカラーの図版により、読むときの堅さがすくなかったのもよかったです
ただし3級の内容はわかっていることを前提で進んでいくので、後述しますが3級飛ばして2級から受けるなら3級の本もあったほうがいいかも。
僕はそんなこと知らずに3級の本買ってませんでしたが割と困りました…
一応これがおなじ系列の3級版の本です。
問題集
一般的には参考書と問題集は系列をそろえるのですが、なにしろ上の参考書のページ数がかなり多く、ここからさらに問題集を増やすと持ち運びがしんどいと思い、かなり薄めの、中央経済社出版のものを使いました。
この問題集、僕個人的にはかなりおすすめで、まず何といっても軽いので持ち運びがしやすく、問題も量はそこまで多くないですが、範囲は細かいところまでしっかり網羅しているので、これを1通り解ければ何ら問題はありません。
そして、少々難しめに問題の難易度が設定されており、これに慣れておけば本番はかなり気楽に受けられるのもいいところです。
解説は少なめなので詰まると大変なんですが、今はネット検索でどうとでもなるのでさほど問題ではないでしょう。
参考書は何でもいいですが、問題集はこれが僕としてはかなり高評価だったのでぜひ。
3級版はこちら
塾や通信講座は必要?
簿記試験を受けるにあたって、塾や通信講座を受講するかどうかですが、これは2級に関してはなくても十分合格できます。
もちろんプロの人に教えてもらえれば理解は早くなると思いますし、独学では続けられないという人は受けてもいいと思いますが、内容の難易度自体はわざわざ講座をとるほどではないかなぁと思います。
ただ連結や税効果などの難しい範囲もあるので、そういうところがどうしてもわからない場合は選択肢に入れてもいいかも。
3級をとる必要は?
簿記は2級の下に、2級よりはかなり基礎的な問題がでる3級もあります。
3級をとらずに2級を受けることも可能なので、3級から受けるかどうか悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
これに関しては、2級をとる気があるのなら、特に受ける必要はないと思います。
ただし3級の内容は完璧にできていないと2級はまず通らないので、どちらにしろ勉強はすることになりますが…
僕がやった感じだと、3級は1か月もあれば通ると思うので、「次の試験日が1~2か月後で、2級を次の回でとるのは厳しい」という感じなら力試しで3級を受けてみるのもありでしょう。
その他やったほうがいい対策など
実際にやってみて、これは合格に大事だと思ったポイントを紹介します。
仕訳は命
簿記2級の範囲において、難しく見えるのは間違いなく財務諸表(特に連結)です。
なのでつい財務諸表に力をいれてしまいがちですが、実際の試験では仕訳問題だけで工業、商業合わせ40点近くの配点があり、一問一答で書くだけでとれるこの科目を落としているようではいくら財務諸表の対策をしていても元も子もありません。
さらに言うと、貸借対照表、損益計算書、精算表いずれも、完答問題ではなく部分点が入り、この部分点は各項目の数字が個々であっていればとれるものなので、最後まで埋められなくても書いてある条項の仕訳ができれば、大問20点中10点以上は間違いなく取れます。
つまり仕訳ができればおよそ60点取れるということなので、あとは工業の簡単なところをとるだけで難しい財務諸表をパスしても通るのです。
こういうわけで、財務諸表が少々あやふやでもいいから仕訳問題は百発百中になるまでしっかりやりましょう。
工業を得点源に
簿記2級は工業40点、商業60点で配点が振られており、範囲も商業のほうが多いのですが、問題の難易度は圧倒的に工業のほうが低いです。
というのも工業は簡単な原価計算と仕訳問題だけで、難しい決算整理の問題はなく数値もきれいなことが多いんですね。
ただ出てくるデータが多いので(個数、単価、賃率…)、正しく理解していないと何をすればいいのかわからなくなりがちです。
これは逆に言うと、一度やることを理解してしまえばデータが多いだけでやることは簡単、計算も楽のボーナス問題に変わるということなので、工業で悪くとも30/40は取れるようになれれば一気に合格が近づくでしょう。
連結や本支店は最悪捨て
数ある2級の範囲でも最難関といえるのが、連結会計や本支店会計など、2つの決算を1つにまとめるもの。
本支店会計の場合は本支店間での取引を消去、連結会計の場合は親子会社間の取引を消去する必要があります。
特に連結は非支配株主の扱いが難しく、簿記2級の中でもボス的な存在ですね。
これらは1度理解できればそこまでパターンは多くないのですが、基本的な仕訳に加え財務諸表の仕組みも正しく理解していることが求められ、その上試験では財務諸表とは別の大問で出るため、時間的にもかなり厳しいです。
ただこれらの会計をする問題は出る回と出ない回があり、おそらく半分強の試験では出ないです。
勉強時間が足りなさそうな場合、試験で出ないことにかけて切る、あるいは部分点の取れそうな仕訳項目(売上と売上原価の消去、買掛金と売掛金の消去、貸倒引当金の消去の消去など)に絞るのもいいかなと思います。
電卓について
種類はCasioの12桁をとりあえず使っておけばOK
僕が使っていたのはこれですね。
あと、試験中やたら電卓打つのが早い人がいるとビビるかと思いますが、別に電卓早打ちなんてできなくていいです。
試験はそこまで問題数は多くないので、電卓を打つスピードで合否が変わることはまずないでしょう。
ただメモリーや、××、÷÷などのショートカットは使えたほうがいいかとは思います。
まとめ
いかがでしょうか。
簿記のべんきょうを始める際の助けになったなら幸いです。
簿記は実用性の割に難易度はそこまで高くない印象なので、暇だし何か資格を取りたいという人はぜひ勉強してみてください!
それでは!
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