【ポケモン剣盾】もし剣盾で噴火ドランが使えたら?後編
*この記事は後編です。前編→【ポケモン剣盾】もし剣盾で噴火ドランが使えたら?前編
こんにちは、どっふぃーです。
前回のシングル編に続き、後編ではダブルの噴火ドランについて考察していきます。
後編とありますがこの記事単体でも問題なく読めるので、ダブルだけ見たい方はこちらだけでも大丈夫です。
それでは見ていきましょう!
ダブルとシングルの違い
さて、噴火ヒードランの考察の前に、ダブルとシングルの主な違いについてすこし説明を。
まずは素早さ操作の存在です。
シングルには基本的に味方をサポートする技は少なく、せいぜいステロとトリルぐらい、たまに追い風がいるかなといった感じです。
しかしダブルは、1ターンに2匹を動かし、かつ素早さ操作が即時反映なので、追い風やエレキネット、先送りなどといった素早さ操作技によって少々遅い味方も簡単に行動させられます。
中途半端な素早さがネックのヒードランにこれはうれしいですね。
それともう1点、火力補強のしやすさもあります。
シングルで火力を上げようと思うと積み技や持ち物など基本的に自力で能力を上げる必要がありますが、ダメージを受けると弱くなる噴火にとって積み技なんかしている時間はありません。
一方ダブルは、味方が手助けをしたり嘘なきをしたりコーチングをしたり天候を変えたり保険を発動させたりと何でもあり。
いともたやすく味方の火力を上げられます。
この「素早さ操作」と「火力補強」が範囲技エースにとっては非常に重要なので、噴火ヒードランはダブルのほうが輝けるというのが分かるかと思います。
それらを踏まえたうえでダブルでのヒードランの強さを考察していきましょう。
ヒードランの強さ
ダブルにおいての噴火ヒードランの強さ、それは「最大火力の高さ」に他なりません。
ダブルバトルは「タイマンを4回制して勝つ」というよりは「エースをサポートしてすべてを破壊する」という構築の組み方が多く、ダイマックスエースや、今のルールなら伝説ポケモンをどれだけ通せるかに試合がかかっています。
当然ダイマックスは1体しかできないため、この1体をいかに守れるかがカギとなるわけですね。
しかしヒードランは、ダイマックスも伝説枠も使わずに同レベルの火力が出せるため、他にダイマックスエースを採用することができ、1枚エースが死んでももう1枚エースを出すことができます。
この「ダイマを使わない高火力エース」というのは貴重な存在で、剣盾で範囲技を扱うのはバンギラスやカプ・レヒレ、コータスぐらいでしょうか。
どれもそこまで火力は高くないですから、剣盾にヒードランが来た場合環境入りも十分考えられますね。
火力、素早さライン
こうなってくると気になるのはヒードランの火力。
ダブルの場合炎タイプは晴れと組むことが多いため、木炭もちの晴れ状態で計算してみます。
条件:臆病C252、晴れ状態、持ち物木炭、ダブルダメージ噴火
無振りランドロス 126.2~148.7%(確定1発)
H252振りダイマフシギバナ 91.9~109.0%(乱数56.2%)
H252振りサマヨール 63.2~74.1%(確定2発)
HD特化ガオガエン 32.6~38.6%(高乱数3発)
これは強いですね…
ダブルダメージでダイマバナすら飛ばしてしまうのは異常な強さで、これが晴れだけで実現できるとは。
そもそも晴れ状態はダイバーン、いたずらごころ日本晴れ、特性日照りなどかなり作りやすく、それでいてこの火力で守るも使えるわけですからサブエースとしては十分すぎる強さです。
もちろんここから手助けや嘘なきでさらに火力は上がりますし、持ち物をこだわりメガネにすることもできるので火力は申し分ないでしょう。
次に火力と合わせて重要な素早さについて。
シングルにおいては素早さがネックでスカーフをもたざるを得ませんでしたが、ダブルには追い風があり、最速にすることで実数値は141、2倍で282まで上がるため、最速レジエレキをしっかり抜くことができます。
もちろん相手も素早さ操作を使ってきますが、相手がトリルの場合はトリルされる前に上から噴火を当てることができるため元から強く、追い風ミラーもレジエレキのエレキネットと組んだりすれば十分に活躍が見込めます。
耐久も並以上はあるポケモンなので多くのポケモン相手に複数回行動することができ、序盤は噴火で荒らし、削れてきたら熱風に切り替えて戦うことができるのも強みですね。
相性のいいポケモン
ここまではヒードランの性能についてでしたが、ここからはヒードランを使う際に相性の良さそうなポケモンを考察してみたいと思います。
エルフーン
ヒードランの中途半端な素早さを補える追い風を、いたずらごころで先制技として打てるポケモン。
追い風軸ならどのような構築にも入れやすく、追い風の他にもにほんばれや嘘泣き、手助けなどヒードランのサポートをできる技をたくさん持っているのも高評価。
さらに、エルフーンの弱点である炎・毒を無効、氷・鋼を1/4、飛行を1/2にヒードランは抑え、逆にヒードランの弱点である水、地面、格闘はエルフーンが全て1/2という恐ろしいほど完璧な相性補完をしており、まさに相棒と言えるポケモンです。
ゴリランダー
もはや全ポケモンと相性がいいのではないかと噂されているゴリランダーですが、当然のごとくヒードランとも相性抜群。
ヒードランの天敵と言える地面タイプと水タイプを、グラススライダーで行動もさせずに倒すことができる上、地震をグラスフィールドで弱め、さらにはHP回復で噴火の威力をキープすることもできます。
ねこだましで行動を阻害できるのも大きく、ヒードランより早いポケモンを止めておくことで噴火、熱風が通しやすくなるのも素晴らしいですね。
素早さ操作を共に持たないためダイジェットに弱めな点だけ気をつけたいところ。
ランドロス、ガラルサンダー
先発のダイマックスエースとして使いたい面々。
ヒードランを通すのに障害となってくるバンギラスやガブリアスなど炎半減のダイマックスエース、そしてダイジェットを使ってくる地面タイプのランドロス辺りに強く出られます。
ダイマランドロスは火力不足感がありますが、ヒードランという2枚目のエースによって補完できるのもGOOD。
ガラルサンダーはランドロスと比べると汎用性は低いですが、ランドロス、バンドリ、悪ウーラオスなどに対してかなり強く出られるためダイマ前提なら優秀なエースとなりそうです。
晴れパ
とにかく火力を求めたい人へ。
なにしろコータスやキュウコンによりデフォルトで晴れが搭載されているので、ヒードランの噴火は常に火力1.5倍状態。
その上リザードンのキョダイゴクエンやフシギバナのキョダイベンタツによるスリップも入れていけるため、一度ハマればまず止まりません。
タイプに偏りが出ますが圧倒的火力の元ではそんなもの関係なし。
ただバンギラスどうしようもない問題が生まれそうなのと、少し火力が過剰すぎる感はありますね。
まあそれを加味しても有り余る楽しさがあることは間違いないでしょう。
まとめ
どうでしたか?
ダブルの噴火はやっぱり魅力の塊で、それをC130もあるヒードランが使えるというのは間違いなく強いでしょう。
ただ素早さ操作がない場合ランドロスやウーラオスなんかにあっさり倒されてしまいそうなので、その辺りをうまくサポートした構築が組めれば環境にも入れそうですね。
そしてなによりも高火力範囲技で相手を一掃するというのは気持ちよさが段違いですから、是非とも噴火ヒードラン、剣盾で使ってみたいものです。
そういえばもしかするとランクマのないlegendsでなら噴火ヒードラン使えたりしませんかね?
古代のシンオウというコンセプトにもあってそうですし、ぜひ実装に期待したいところです。
それではまたどこかでお会いしましょう。
またね!
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