【剣盾全国ダブル】憎きブリザポスを撃退!トリックルーム対策集

2021年7月20日技・コンボ考察

みなさんこんにちは、どっふぃーです。

とうとう伝説ありルールが終わりましたね。長かった…。僕も元々シングル民なんですが今はほぼダブル民になっています。伝説ありはやっぱりダブル。

しかしルールが戻りましたのでこれからシングルをやろうかと思ったら、なぜかダブルで全国の権利持ってました。まだ逃げられないのか。(追記:後1勝のところで負けて決勝逃したようです)

はい、前置きはこの辺りにして、今日はそんな全国ダブルで猛威を奮っている、ブリザポスいりのトリパ対策をお伝えしていきます。

みなさん一度は頭を悩ませたことがあるのではないでしょうか。あの馬硬すぎるんですよね。火力もなんか上がっていくし。

しかしそんな過去とも今日でおさらばです。これを読めばトリパなんて目でもないと、そんな対策をお持ちしましたので是非最後まで見ていってください。

1.トリルを止める

トリパ対策の基本はこれですね。トリルをされなければそれはただの鈍足パーティです。しかしそれでもブリザポスは強いので、炎タイプや格闘、岩タイプはエースとして欲しいところです。

いやいやそう簡単に言うけどトリル止めれるなら苦労しねぇよって人も多いでしょう。僕もそうです。全部のトリパをトリルを止めることで対策するのはとても難しいです。

しかし、ある程度テンプレのような構築に対してなら、メタを張ることで対策が可能です。それをいくつか紹介します。

a.トリル返し

使用ポケモン:エルフーン、ポリゴン2、キュワワーなど

主に対イエッサン入りに対する対策ですが、猫騙しがないトリパ全般に効く対策です。

イエッサントリパは、イエッサンのこの指で挑発や高火力技を吸いつつ、隣の始動役ででトリルをするというシンプルながら強力な構築で、サイコメイカーがあるので猫もできません。

イエッサンを放置してトリルターンを枯らしてもいいのですが、ワイドフォースのダメージも馬鹿にならないので、とても対応が難しいです。

↑なぜかノーマルタイプが入っているので、トリル始動役にゴースト技を打てなくなる。普通の生き物は念力使わないのでこいつはノーマルじゃないです。

しかしそんなイエッサン始動にも弱点はあります。

それは、動きの幅が狭いことです。

イエッサンはワイドフォース込みでも火力はそこまでですし、トリルエースは当然トリルがなければ制圧力は一気に落ちますので、ほとんどの場合はトリルをしてきます。

そこで、トリルをこちらも打つことで、時空の歪みを帳消しにして1ターンのアドを取り、その間に横のエースで制圧してしまおうという戦法です。

この戦法の強い点は、トリルさえできればいつでも返せます。トリル対策の多くは、不慮の事故でトリルを貼られてしまうとそこからの対応が難しいですが、この戦法はトリルを止めるのではなくもう一度打つので、いつでも、トリル役を動かすことさえできれば止められます。相手のトリルを見てからでも返せるのはいいですね。

弱い点は、トリルを止めているだけで、相手に負担はかかっていないため、制圧用のエースが別に必要な点。

そして、ここが重要なのですが、上手いプレイヤーには割と読まれます

トリル使えるポケモンは限られていますし、特にSが高いポケモンをトリパに出すのは怪しいので、こいつトリルしてくるな?と読まれてトリルを張ってくれないこともあります。

この辺りは横のポケモンで積み技を使ったり、そもそも高火力のポケモンを置いておくことで、トリルを張らないと負ける、と言う状況をうまく作り出すことが大事です。

例えばキュワワー+ファイヤーなどの並びは、放っておくと悪巧みから無双されますので。トリルが見えていてもなかなかトリルを張らないと言う選択肢は取りづらいものです。

構築にエルフーンやキュワワーが入っているなら、検討してみてもいいでしょう。

b.猫挑発

使用ポケモン:ゴリランダー+オーロンゲ、ライチュウ+ガラルファイヤーなど

あっ間違えました。

こっちですね。

イエッサンがいないトリパ全般に強い対策です。非常に条件が緩いのも特徴ですね。猫騙しが使えるポケモンと、挑発が使えるポケモン、この2体がパーティにいればできます。

基本の動きは、まずトリル始動役でない方に猫騙しを打ちます。ダイマしてきそうなら話は違いますが基本はしてきません(レジエレキはしてくるので注意!)。そしてトリル役に挑発をすると、なんとびっくりトリルができません。素晴らしい!

ガエンポリ2などのガオガエン入りトリパには強く出られることが多いのですが、ごく稀にトリル役がメンタルハーブを持っていたり、ブリムオントリルには挑発が無効だったりと、万能ではないです。しかしその手軽さに対して得られるアドはとても大きいですので、余裕があるなら仕込んでおいて損はないです。

イエッサン入りには全く効かないのでその点は留意ください。

c.ふういん

使用ポケモン:シャンデラ、イエッサン♂、ガラルフリーザー、サマヨールなど

(なんか違うな…)

トリル対策の切り札。封印でトリルを使えなくすることで対策するという非常に特殊な止め方です。

これは本当に難しい技だと思います。というのも封印トリルというのは使うために2枠もの技スペースを割かないといけません。守も切りたいなら3枠です。これだけの枠を使って得られるアドがトリルを止めるだけというのは、一般的にはコスパが悪い方なんですね。

さらにトリル返しなんか比にならないぐらい封印は読まれます。シャンデラとか封印してくるなって感じすごいですからね。

では何の役にも立たないのかと言うと、決してそんなことはなくて、封印をしてくると思わせることで相手にトリルを張ることを躊躇わせる効果はありますし、イエッサン♂を使えば封印で相手のイエッサン♀を機能停止なんてこともできます。

ふういんをもっているとどうしても打ちたくなるものですが、トリパ側もある程度強いと読んでくるので、むやみやたらに打つものではないですね。

イエッサン♂なんてどうせ読まれるから封印持ってなくてもいいかもしれないレベルです。

2.トリルを凌ぐ

トリックルーム?ブリザポス?5ターン切れればただの馬やろ。という考えでトリパを対策するやり方ですね。

トリル対策としては、1よりこちらの方が安定することが多いです。

やはりトリルを止めるというのはトリパ側も対策があることが多いですし、トリルをせずに戦ってくるパターンもあります。

その点凌ぐルートは、トリルを張ってこないならこちらとしては対応が楽になるだけなので、非常に安定しています。

ただポケモンの枠をいくつか割く以上構築に噛み合わないこともよくありますので、その時はトリルを止める方を選びましょう。

ここではトリル対策に有効なポケモンを何匹か紹介します。

1.ガオガエン

こいつはすごいです。なんと猫と挑発と威嚇と捨て台詞とブリザポスに強めな炎タイプ、絡めてが効きづらい悪タイプ、さらに鬼火バクアといったおしゃれな技まであります。何もかもがトリルに強い。

トリパ対策がないならとりあえずこいつ入れとけば何とかなるレベルです。

ガオガエンの場合対トリル特化ではなく、汎用性の塊ですので、入れられる構築の幅も広いのがいいですね。

こいつだけでこの項終わってもいいかもしれないな…

強いて弱点を挙げるなら、こいつ単体でトリパを押し切ることはできない点です。火力はそこまでないので、デバフを撒いて横のエースをサポートする動きになるでしょう。

本当に対トリルはガエン1匹で世界が変わるので使ってみてください。

2.カミツルギ、ナットレイ

耐性でトリパに有利な方々です。

トリパの構成員で一般的なのはポリゴン2、ブリザポスを中心として、ランドガエンレヒレが入るかコタバナが入るかといった感じですが、コータス以外には草鋼は有利に出られることが多いです。

ダイスチル、鉄壁を積んで要塞化し、トリルが切れるまでもなく相手を詰みに追い込むのは気持ちいいものがあります。

ところがこの対策にも欠点がありまして、こいつらには味方を守る力はないため、放置して隣を狙い続けられると、炎技もちが裏にいた途端に勝てなくなります。

そこである程度炎への対策ポケモンを残しつつ立ち回る必要があるのですが、これが難しい。特に晴と組んでる場合トリルを枯らすとバナに制圧されることもあるため、残すポケモンの選択は慎重にする必要があります。

この点は出ているだけでデバフをかけて味方も守っていけるガオガエンとは違う点ですね。

その分詰め性能は強力で、炎を倒すor縛り状態にできればそれだけで勝てます。うまく炎技から守っていきましょう。

3.ヒートロトム

耐性がトリルにとても強いのが特徴のヒートロトム。ブリザポス、コータスなどのメジャーなエースから全くと言っていいほど弱点を突かれません。

しかしこいつ1匹なら隣を狙われて負けるのがオチ、なのですがなんとヒートロトムというポケモンサイドチェンジが使えてしまいます。

そのためトリルエースの攻撃をこいつで受け流しつつ隣のエースを無理矢理動かすというプレイングが可能となっており、ある程度トリルには有利を取れます。ヒートロトム自身もトリパに対する打点はあるので相手のストレスは絶頂です。

ただどうしても択となってしまうので、安定感が不足しているところはあるでしょう。

3.トリル下で倒す

代表的なポケモン:ブリザポス、コータス、ツンデツンデなどのトリルエース

トリルではない構築に、トリルエースは採用することで、相手のトリルにただのりするのを狙います。

これは少し異例な倒し方で、トリパではないのに、トリルエースを採用したところで本当に強いのか?という気もしますが、これには少しカラクリがあります。

トリパというのはトリルをするのに重点を置いているので、サポート役、トリル役がいます。こいつらは早く死ぬか交代してほしいポケモンなので、相手もすんなりと倒させてくれます。

ここでトリルエースを繰り出すことができればどちらもトリルエースを出しているのに頭数は2体vs4体という状況ができます。

相手がトリルにかけた2体のポケモンを完全に無くしてエースだけ出しているので当然2匹多く残っているこちらが有利ですね。

これを狙うのが最近の流行りである、ブリザポスピン刺しであったりコタバナでトリルを見るというやつです。

この対策の強いところは、トリックルームをすることをデメリットにできる点です。

わざわざ1ターンかけてデメリットになる技を打たないといけないというのは非常に弱いので、相手もトリルを躊躇うわけですが、そうなればこちらの高速アタッカーで上から制圧できるという挟み撃ち状態になっているのでトリル側からするととてもやりづらいです。

弱点というほどのものではないですが、構築の枠を1つ使うので、対トリパでないときに少々窮屈になってしまうかもしれません。

ツンデツンデなら自分でトリルを張れますし、コータスなら晴れに無理なく入れられるので、構築にあったトリルエースを入れてみてもいいでしょう。

まとめ

このように一口にトリパ対策と言ってもいろんな方法があります。

自分のパーティにあった方法を選んでにっくきトリパを駆逐していきましょう!

あと一つ重要なポイントですが、トリルをしてこないトリパに勝てない場合いくら対策をしても無意味です。

最低限トリルがないなら勝てる、というラインの構築を作ってから対策は入れましょう。

それでは!