学生が休みに苦しめられている話【雑談】
こんにちは、どっふぃーです。
最近私の学校では学校があったりなかったり短縮だったりして非常にややこしい状況となっています。
文化祭も延期になり、4/29あたりからのGWも原則登校はできずに家にいておけという話なんですが、これがとてもしんどいんですね。
そこで現在の学校について基本的に一般常識のない私が語っていきます。
(この記事は半分愚痴みたいなものですので、不快になったらすぐに読むのをやめてください。以下常体)
現在の状況
現在世間一般的な流れとしては、授業は短縮やオンラインであったりクラブ活動が禁止となったりなど様々な校内活動が制限されています。
それでもさまざまなコロナ感染者は出るんですから、効果があるのかというと甚だ疑問ではありますが、ないという証明ができない以上仕方ないと。
さてこんな状況下ですから、当然感染者が出て休校となったり、予めオンライン授業に切り替えていく学校もあるでしょう。
ところが生徒にとってしんどいのはこのオンラインというシステムです。
基本的に学生としては、勉強をするためだけに学校に行くなんていうのはごめん被る話で、クラブ活動や、友達との会話、体育祭、文化祭といったイベントまで含めて行ってる感じだと思います。
それが授業だけしかなくなるとなると、いくら必要だと言われても当然やる気出ませんよね。(必要かどうかも怪しい)
オンライン化がモチベを下げる
さらにここに追い討ちをかけたのがオンライン化。
オンライン授業の何が大変かというと、普段の授業は
先生→生徒=1→複数
となっています。これは先生生徒どちらの視点から見てもそうです。
それに対してオンライン授業は
先生→生徒 1→複数
生徒→先生 1→1
という関係です。人というもの1人でいる時はやはりやる気が出ないので、生徒としては学習効率はまず下がるといっていいでしょう。
しかし先生としてはオンラインになっただけで基本的な形は変わらないため、なるべく普段と同じ授業を展開しようとするわけです。(もちろんこれを考慮しようとしている先生も多くいると思いますが、やはり難しいことだと思います。)
さてこうなると何が起きるかと言いますと、落ちこぼれが生まれていきます。授業の進度自体は大きく変わらないのに周りに聞ける人もいませんし、モチベも保つのが難しいため仕方ないことでしょう。
僕個人の考えとしては学習に一番大事なのはモチベーションです。やる気があれば今時大抵のことできます。
必要なのは知識じゃなくてやる気と発想ですね。
そしてこのモチベを下げやすいという意味でオンラインは学習を進めるどころか逆効果にすらなりかねないと私は思っています。
これがオンラインの苦しい点1点目ですね。
実はもう1点かなり重大な問題があります。
それが公私の混同です
公私の混同とは
オンライン化最大の利点であり欠点が、いつでもどこでもデータを送れるという点です。
この特性によって休校中でも授業ができるといういい側面も当然あります。
私と違い学習への意欲の高い学生なら、授業時間で話せないコアな話題も聞けたりする有益なツールとなるでしょう。
しかしこの利点を誤認してしまうと恐ろしいんですね。
あくまで僕の感覚ですが、オンライン授業というのはとても怖いシステムです。
いつ授業や課題があるのかがとてもわかりづらいですし、何よりプライベートな時間から学習の時間を出すわけですから、メリハリがつきません。
ゲームをしながら授業を聞いてもまあバレませんし、バレたところで止めようがないです。これではやる気も出ませんよね。
さらに毎日いつでも情報を更新できるとなると、情報の格差が起きがちです。家の事情で音声を出すのが難しかったり、そうでなくてもめんどくさくて課題や授業を見ない人だって出てくるでしょう。
そうして学校が再開した頃には、真面目に授業を受けていた人とサボっていた人には相当な格差が生まれます。
この「めんどくさい」というのがとても重要なポイントです。
ここを抜かして話をするとと話が簡単なんですね。全員が模範的な学生で、毎日全ての授業を聞き課題をできるのであればオンラインでもなんら問題はないでしょう。
しかしまあそんなことはないです。理想に甘えてはいけません。
自分で言うのもなんですが私は同い年と比較してまずまず勉強ができる方だと思います。証明はできませんし、嘘だと思うなら笑い飛ばしてもらっていいんですが。
そんな僕でもまあオンラインはしんどいです。そこそこ前提となる知識があっても。
しかし一般的には前提知識すらないまっさらな状態から小中高の授業というのはするわけですから、かなり苦しいものがあると思います。(大学は違うかもしれません)
これがなぜ可能なのか、それは無理矢理やらされているからです。
学校の授業はそもそも割と無理なことをしているんですね。薄く広くが基本なので、情報量は必然的に多くなります。
それを無理矢理にでもやらせるために、学校という、義務的で公的なシステムを作っているわけです。
それしかできることがない状態ならひとは少々嫌でもやります。それが学校という存在です。
周りもやっている、特に他にやることもないし、どうもこれをやっとかないと何かしらまずいらしい。
と思うからこそできる話です。
それが家でオンラインで授業を受けるとすると、ゲームがしたい、動画が見たい、音楽が聴きたい、などなどさまざまな邪念が混じります。
そして残念なことにほとんどの授業はその邪念を押しのけるほどの面白さはないです。
こうしてだんだん授業はゲームをしながら受けるもの、であったり、暇な時に家で寝転びながら聞くもの、といった授業に対する価値観の変化が生まれます。これが最初に言いました公私の混同ですね。
簡潔にいうとケジメがつかなくなるということです。
とても悲しいことです。世の中全員二宮金次郎ならこんなことは起きなかったでしょう。でも違うんです。世界に何人、自分は真面目でなんの疑いもなく全てのオンライン授業を受けられますと言える人がいるでしょうか?
そもそも休校って何?
あれ?この話いつのまにか休校の話からオンライン化の話になっているじゃないか?
となる人もいるかもしれません。
そうなんです。今の学校は
休校≒オンライン
となっているところが少なくありません。
実は先に公私を混同していたのはオンライン授業の方だったんですね、聞く側じゃないです。
提供する側がやっていることをそれよりも若い学生が真似しない訳がないです。そんなこと考えてないだろと思っても心のどこかでその思いはあります。
そうして生徒たちは少しの学習と引き換えに、学習への意欲がなくなってしまうと。
中学までは義務教育なので終わらせなければいけない先生たちの気持ちもわかりますし、何とかしてやらせてやりたいと必死で考えてくれていることでしょう。
しかしこれから何十年と生きていく子供たちに、たった1年そこら分だけの勉強を教えるには、あまりにも代償が大きく感じます。
それでもやらなければいけないのが現実なのでみんな困るんですが。
改善案も考えてみる
愚痴ばっか吐いてどうしようもないですという結論はさすがに無責任がすぎるので、生徒目線での改善案を考えてみます。
・本当に休校する
これは休みたいからとかじゃなくて、先ほど言った通り下手にやるよりはいいよねって話です。まあ現実味は薄いし、違う方向で堕落する人も生まれそうなのであくまで極論といった感じ。
・音楽や絵、パソコンといった文化系の学習をする
現実味があるかどうかはともかく、時間を有効に使える点では優秀です。
これらの教科はやればやるほど伸びるため、家にいる時間が長い今は非常に向いている学習です。
学習教材もまあyoutubeでいいですし(学校の授業かはさておき)。多分学校の先生にも有識者が何人かいるでしょう。
文化系の趣味は少し齧ってるだけでも役に立つので是非是非やってほしいなと思います
・とりあえず問題演習とかは捨てて一通り導入だけをまずやる
国数英あたりの主要教科は正直オンラインでやるのはほぼ無理です。それでもどうしてもやらなければいけない場合は、実地でできるようになるまで一旦新しいことをどんどんやっていくのがいいかなと思います。
導入だけなら、比較的飽きずにできるので、数学なら単元をどんどん進め、英語、国語なら文章を多く扱う感じで、出来るだけ新しい情報をどんどん入れていく、授業を目指して欲しいです。
しかも全員同じペースで進めるよりも、それぞれのやりたいことをやってる方が時間を有効に使っていると言う気がしなくもないです。
あくまで授業は添えるだけ。基本は趣味なんかに時間を使って、ゲームとかばっかになるようならこれやっとけ、と言った感じが理想なのかもしれません。
最後に
自宅学習というのはとても難しいことです。特に興味のないことについてはまずできません。
先生方もなんとかやる気を出させようと日夜努力していることでしょう。
しかしあくまで学校でやる勉強は、学習の一つの姿にすぎません。
本当に知識が必要となるときは、人は普段やっているより遥かに早く習得することができます。
逆にやる気がないときはほぼ進みません。
オンラインでも学校というスタイルに囚われて、形式を変えないことは勉強をまったくやらないよりも悪影響を与える可能性すらあります。
その辺りを考慮して、指導要領にとらわれず、自宅なら自宅でやりやすい学習、学校なら学校でやりやすい学習の中で、なるべく多くの選択肢を出し、その中から合った学習法を選べるような授業になればいいなと思います。
以上僕の愚痴でした。
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